足の怪我は重症らしいw
しかし、なぜか人生に焦りを感じていたボクは、
日本で治療はせずに、モロッコに向けて再び歩き出します。
日本から再出発、はじめに向かった国はネパールでした。
もくじ
足痛い…けど海外に行っていきます!まずはネパール
成田からネパールまでの直行便はなく、中国の上海を経由しました。
上海で1泊だけ宿泊したドミトリーでは、ブラジル人1人とノルウェー人2人と意気投合してしまった。
「夜の上海に繰り出そうぜ!」
ブラジル人が言った。
異国の地、多国籍な男性4人という奇妙な組み合わせで楽しい旅の始まりだ♪
そう思いたかったが、足の怪我の程が深刻過ぎてボクだけ行けなかった。。
自分のことは後回し、心底やさしい大学生
翌日の上海発ネパール・カトマンズ行きのフライトの機内では、たまたま隣に日本人が居合わせた。
地球の歩き方を大きく広げていたので、すぐに日本人だと分かった。
彼は大学生で1年間の休学中、大地震で被災した人たちを助けに行くことが目的だった。
ボクには目的などなく、しいて言うならsightseeingといったところだろうか。。
そのことを彼が知ると、
「ボランティア活動以外で、ネパールに行くことはダメだと思っていた…」
そうつぶやいた。
世の中には彼のような心底やさしい人間もいるということですね。
初めましてネパールはカトマンドゥ!
飛行機がトリブバン空港に着陸すると、自動販売機の様な機械で入国ビザを申請しました。
ネパールでは空港でビザの購入が可能です、滞在可能期間は15日でした。
空港からカトマンドゥの街までは5キロ以上あり、タクシーを利用することが一般的でした。
先ほどの隣の席の日本人学生と1台のタクシーをシェアすることになった。
1歩ゲートの外に出たら、客引きがガンガン押し寄せてくることくらい想像できたので、
カモられないように2人で入念にミーティングをする。
しかし実際は、そんなに気張る必要はなく、
到着ロビーには、やや怪しいニオイはするが、公営っぽい感じのタクシー手配デスクがありました。
街の雰囲気は今までの東南アジアの景色とは違い、建物の色がやけにカラフルだったのを記憶しています。
不衛生には慣れていたはずなのに、一時帰国を挟めば日本の感覚
ボクはあらかじめ予約していたホテルにチェックインする、ここで飛行機内から一緒だった大学生とお別れ!
部屋は階段を上がって上がって最上階の8階…エレベーターはないw
バスルームの蛇口をひねると、ちょろちょろと水圧が弱く、うすく赤みがかった鉄臭い水が出てきた。
東南アジアでも不衛生な宿泊施設に泊まってきたから、汚いのは慣れていたはずなのに、数週間でも一時帰国してしまうとダメだ。
すぐに慣れるはずと信じて、シャワーを浴びる。
足の傷口には汚水がふれないように、日本から持ってきたサランラップを巻いて体を洗う。
傷口を洗う時だけ飲料水を使う、こんな生活が始まったのです。