猛烈な暑さだったインドやエジプトの旅がひっくり返ったかのように、
スペインのカラッと涼しい気候が嬉しい。
日本と変わらない、インフラの整った街並みと、
ボケっと突っ立っていても、身の危険を感じない治安の良さにボクは…
スペインにやってきたというのに、もう日本に帰ってきたかのような安心感に包まれた。
もくじ
バルセロナからジブラルタルまでの列車旅
ケガしていた左足の具合も良くなってきて、普通に立てるようになってきたから、
なおさら気分は最高に。
最初の都市はバルセロナだ!
そこから陸路で南下していき、ジブラルタル海峡を渡ってアフリカ大陸モロッコへと入国するつもりだ。
途中にある町々で軽く観光をしながら、ゆっくり進むことにする。
もはや旅なんかじゃない、スペインではバカンスを味わうかのように行動した。

念願!スペインのパエリア様。
バルセロナに来たからにはもちろん
「サグラダ・ファミリア」
の存在を無視することは出来ない。
バルセロナは街まるごとテーマパークのようなデザインで作られていて、散歩しているだけでも楽しめる。

その中にそびえ立つ大聖堂サグラダファミリア!

教会が圧倒的存在感を出しているだけじゃなく、周りにある公園や池など全てひっくるめてステキすぎて感動した。

あまり建造物に興味はなかったボクでも、サグラダファミリアには息をのむ。
あまりにも訪問人が多いから、教会の中に入れる時間帯は限定されていた。
その時間まで3時間くらいあったので、近くにある”グエル公園”という場所まで歩いて向かった。



この公園もまた、サグラダファミリアの設計者
アントニオ・ガウディの作品らしい。
丘を上がって、バルセロナの街を一望してみるとサグラダファミリアがしっかり見える。


ボクにとっては非現実的な光景だけど、この街で生まれ育って生活している人にとっては、これが普通であり日常。
逆にバルセロナに住んでいる人が、日本の城や神社を目の前にしたらボクと同じことを思うだろうか?
サグラダファミリアの中に入れたのは夕暮れ時だった。

そのせいかステンドグラスを通過して入り込む光が、
あまりにも美しくて、言葉も出ずに口を半開きにしてその場に立ち尽くす。



スリ被害にあってしまう日本人が多いのも理解できた。
1時間弱くらい居ただろうか、
人が多すぎて観光地みたいになっているから、ここはお祈りをする教会ってことを忘れてしまいそうになる。
日本よりも若干物価の安いバルセロナだけど、さすがにホテルは高い。
だから久しぶりに、ゲストハウスのドミトリーに泊まることにした。
前にも書いたことがあるけど、ボクは旅をしていると言いつつドミトリーは苦手w
人と話したくなったらバーに行く派なので、寝るときくらいは一人がいいと思ってしまう。
しかし衛生環境の悪いネパールやインド、治安の良くないエジプトを旅してきた後だからか、
スペインは清潔だし治安も心配ない!
たったそれだけの要因で、ドミトリーでさえ快適に過ぎるくらい贅沢に感じてしまう。
幸せを感じられる基準を下げれば下げるだけ、少しのことでハッピーな気持ちになれる。
きっと今スペインで感じられる幸せに慣れてしまえば、その頃には…
「ドミトリーなんて嫌いだ」
と発言してしまうだろう。
電車に乗って少しだけ南下すると
「バレンシア」
という街へ着く。
どこかで聞いたことがあるような地名、、バレンシアオレンジだ!
この街もバルセロナ同様、
どこを歩いても映画の中の世界のように洗礼されたデザインで、心がウキウキと踊る。


ゲストハウスもオシャレ。

自転車を借りて海までサイクリングを楽しむが、車両は左側通行が常識の日本人(ボク)は何度も危険運転を犯してしまうw
正面から自転車がくると、どうしても反射的に左へとよけてしまう。
※スペインのルールでは、車両は右側通行です。
もちろん相手は同じ方向によけるから、あやうく正面衝突しそうに!!
不思議そうに見られますw笑い事じゃないけど笑ってごまかすしかない。

スーパーに行ってみると…どのワインも3€以下!!こりゃ買うしかない

バレンシアの中心部から、自転車で15分も走ればビーチへ。


物価が安いもんでつい、昼から1人でやってしまいました。

旨いワインと生ハムとチーズ、そしてこの気候、もうどうでも良くなってしまう。ボクという人間はなんて単純なやつなんだ。
バレンシアのオレンジは一体どれだけ美味しいのだろう?
張り切ってオレンジを1つ買って食べてみたり、生絞りジュースを飲んでみたけど、


日本のスーパーに並べられているオレンジと変わらない味でした。。
バレンシアの次は

「マラガ」
ピカソが生まれた場所として有名な街です。
チェックインしたゲストハウスも、オシャンティーの常識をぶち破っていました。
吹き抜けのリビングに、ボクには理解できそうにない壁に描かれたアート、


精神が溶けそうになってしまう音楽が常にかかっており、
急な階段を上がった先にある、隠し部屋のようなドミトリー。

何をとってもダサい物は空間に存在しなかった。
マラガにはミュージアムや美術館が沢山あって、1日フル活動しても全ては周りきれなかった。

夕方のある時間帯になると、ピカソ美術館に無料で入れた。


ピカソの作品は、絵でも物体でも、女性のオッパイの形をした作品が沢山あった。
中には笑ってしまうくらい、無数のオッパイだけを大量に描いた絵も。。
人ではなく、オッパイだけをw
真面目に書いてきたブログだったのに、まさかこんなにもオッパイを連呼するとは思いもしませんでした。
それほど、ピカソ世界の影響力は強いということですね。
最後にやってきた町は
「アルヘシラス」
目の前のジブラルタル海峡を渡った先はアフリカ大陸、モロッコ。
この旅のゴールは、モロッコのサハラ砂漠のど真ん中に寝転ぶこと。
旅の終りも近づいてきた。
アルヘシラスに着くころには、だいぶスペインの空気に慣れてきていた。
何も調べていなかったから、到着してから宿さがしをした。
目立った観光地でもないからか、ゲストハウスは見つからず、
適当に目に入った小さくて可愛らしいホステルに入ってみた。
角のない物腰の落ち着いたおじいさんが受付に1人。
英語は通じないが、なんとなくジェスチャーと執談でチェックインを済ました。
部屋までフリーWi-Fiが飛んでいるはずなのだが、ボクのスマホにはどうやったって繋がらない。
先ほどのおじいさんに相談してみるが、解決には至らない。
翌日にはモロッコに入国するから、ネットに繋いで色々情報収集したい!
1人で何が問題なのか探っていると、
コンコンコン!
部屋の扉を強くたたく音がする。
ドアを開けてみると、
さっきのおじいさんが、自分のPCを手に持って、泣き出しそうな顔で立っていた。
そしてボクの部屋の中に入ると、手に持っていた自分のPCを開いて、Wi-Fiがちゃんと繋がっていることを証明してくれた。
それも泣きそうな顔でw
その瞬間、もうWi-Fiなんて繋がらなくてもイイと思った。
ボクは「おっ今きた!繋がったよ」とウソをついた、
ここまで心配してくれたおじいさんの優しさが凄く身にしみたから。
このやりとりに、言葉は一切使っていないw
気持ちを伝え合うのに必要なツールって、言語能力ばかりとは限らないんだなと
あらためて思い知らされた。