好きな行動をおこしてきたので、
九寨溝現地ツアーの開始集合時間
「午前5時」
に間に合うかどうかヒヤヒヤでした。
ゲストハウスのツアーデスクに指定されるがまま
日もまだ登っていない時間、
成都市のどこなのか不明な、謎の住宅街(集合場所)に来ましたw
もくじ
日本人はボク1人だけ?成都to九寨溝現地ツアーに参加
まだ真っ暗な午前5時だというのに、人がウジャウジャいます。。
出店もあり、皆さん朝食を食べながら待機していますが、ボクはお腹が弱い方なので長距離バスに乗る前は何も食べません。
「こんな大勢で行くツアーなの?」
っと驚きましたが、このあと大型観光バスが何台も現れて、各目的地別に分かれて乗車することになります。
ボクは中国語が分からないので、状況を読むのに必死です!!
すると壁に1枚の紙が貼りつけられました。
そこには自分の名前と、バスの車番号が書かれています。
なんとなく、外国人アピール(目でうったえる)をしながら周囲の人の助けを求めて、
無事、自分が乗るべくバスに乗ることが出来ました。
ひとまず安心です。
どんな扱いを受けるか?他の参加者(中国人)とご対面
まだこのツアーに外国人(ボク)が参加している事実は、現時点では誰も知りません。
2泊3日の長い旅なので、
今後ほかの参加者たちが、ボクが日本人だと知って、どんなリアクションをとるのか全く予測できません。
そんなことよりも、さっきからバスの運転が非常に怖い!!笑
急がないとツアーが予定通りに進行しないのかな?
片側一車線の狭い山道で、基本的に前方車両をガンガン追い越します。
猛スピードで対向車スレスレを行き交い、ヒヤヒヤする思いを常に味わいます。
4~5時間も走ると、山間部の小さな街に入りました。
もうすでに自分の現在地は分かりません、しかも中国語オンリーで、もはやボクは何もできない赤ちゃん状態ですw
ここら辺で昼食休憩に入ります。
バスから降り、他の参加者と初対面です。
あきらかにボク以外全員中国人です。
「煙たがれたらどうしよう…」
という心配も少しありましたが。
ところが、全然みなさんウェルカム体制で、ボクに優しくしてくれました。
年齢層は、
- 老夫婦が2割、
- 30代~40代のカップルもしくは夫婦が4割
- 大学生グループが4割
といった感じですが、
誰もボクが日本人だからといって、変な目で見てくる人はいませんでした。
中には「日本人に初めて会った」
という人もいて、なんだか互いにテンションが上がる思いでした。
1組だけ、英語を喋れる香港人の女子2人がいました。
2人は通訳をかって出てくれたので、とても助かりました。
ちなみに写真の昼食ですが、味はメチャウマいです。
でも、1つの鍋料理を、今日初めて出会った人たちと一緒にハシでつつく食スタイルには笑えました。
黄龍という山では高山病のリスクと美しい湖
7時間以上走行したあたりで「黄龍」という山に着きました。
いちおう今回のツアーの見所らしいのです。
ロープウェイでさらに高度を上げていきます。
ロープウェイの中では、中国の大学生たちとじゃれ合います(笑)
言葉が分からなくても楽しい時間は共有することが出来ます♪
- 紙とペンで執談
- 体で表現するジェスチャー
たったこの2つのコミュニケーション手段だけで、10分間のロープウェイがあっという間に過ぎていきます。
「どこの大学行ってるの?」
といった真面目な質問から、
「なんで皆中国人は薬指の爪だけ伸ばしているの?」
「そのダウンジャケットあったかそう!オレにくれよ!!」
といったふざけた会話まで。
国際交流で仲良くなるには、必ずしも言葉のやりとりだけでなく、目で見える冗談も大切だと思います。
ロープウェイを登りきると、そこは標高4000m以上になります。
ここまでいっきに登ってきたので、確かに高山病の恐れはあるかもしれない。
もしかしたらガイドさんが高山病について解説してくれていたかもしれないが、もちろんボクは一言も理解できません。
少しでも早く歩けば、呼吸が乱れて頭がフワッてなります(´ー`)
ということで、できるだけはしゃがず、安静な気持ちになって歩くことにしました。
野生のリス発見!
ハァハァ…
いかん、テンション上げると息が苦しくなるw
このしたたり落ちる水の発生もとが、
コチラです!
美しいですね。
青い湖は九寨溝だけでなく、黄龍という山にもあったんですね。
さらに登っていくと。
水色に輝く美しい湖を、真上から見下ろせます。
どうやらここが折り返し地点のようなので、高山病に気をつけながら山を下りていきます。
湖の付近には、カンフー映画に出てきそうな、存在感あふれる佇まいの寺院もありました。
チベット族に会いに行く!踊りと歌は世界共通言葉不要
黄龍の観光を終えたあとは…
「一体にどこ向かってるんだ?」
今どんな状況で、どこに居るのかも、何を話しているのかも分からない。
ツアーの予定表も中国語で理解できない。
ただ流れに身を任せるしかない状況が意外と心地よい♪笑
バスはチベット族の暮らす村へ向かっていました。
この辺の山々(←適当でスミマセン)は、
「アバ・チベット族チャン族自治州」らしいのです。
何も知らずして、とにかくツアーに身を任せます。
おもてなしの様な、儀式の様な、食事会が開かれました。
- 甘いお酒
- イモに中国の蒸しパン
- 得体の知れない黒い肉
そして掛け声と共に乾杯して、チベット族の歌とトークショーが始まりました。
しかし、あまり盛り上がらず。。
ボクも隣に座った男子大学生とふざけ合ったりして、みんな考えることは一緒でしたw
独特な儀式が終わったあとは、外に出て輪になって踊りだします。
これもまた微妙な空気で、楽しんでいるのはチベット族の方だけ♪w
ダンス魂に火がついてしまったボクは、メチャ場違いだけど「ハウスダンス」を披露しちゃいます。
空気をぶち壊します。
その結果…
なんかスゲー仲良くなった!
手前のガタイの良い男の人が、ボクの左腕をギュッと強く掴んで離してくれません。
チベット族の人達は、笑顔が物凄く印象的でした。
いつも笑いすぎているのか?
笑顔で固定されてしまっている様な、デフォルトの顔が笑顔みたいな。
つられてボクも笑顔になります。
人の幸せいっぱい姿を見せて頂きました。
ホテルを飛び出し九寨溝の夜を味わう
夜遅くに九寨溝の街に到着です。
案内されたホテルは、あまり良い印象が持てず、中国に来て初めて嫌な思いを経験します。
大きな建物の割に、閑散としていて、利用客はボクら以外ほとんど見られません。
食堂もボクと大学生グループしかおらず、ダルそうなコックとホールスタッフが乱暴に冷めた料理を持ってきます。
席に座ったとたんに料理が出されたので、
「作り置きしてた」
と言っている様なものですw
そんな扱いをされて、おとなしく着席して食事をとるのは悔しかったので、1人外へ飛び出しました。
九寨溝の夜はガヤガヤ賑わっており、食事も可能なレストランが沢山オープンしていました。
オバチャンが1人できりもりする、小さな面屋になぜか魅かれて、辛そうな面を注文します。
こりゃウマい!
無駄な出費になってしまったけど、ホテルの変な料理を食べなくて良かった♪
やっぱり海外では、ゴハンを作っている人の顔が見えると、安心して食べることが出来ます。