ヒマラヤ山脈ふもとの町「ポカラ」へ!カトマンズから長旅バス移動

 

ボク

ボク
カトマンドゥの滞在期間はおよそ2泊3日。

次の国はインド!

と行きたいところだが、その前に

「ポカラ」

というヒマラヤ山脈のふもとにある町を経由することにした。

 

もくじ

バスで半日!カトマンドtoポカラの旅

足の怪我の具合は最悪だw

カトマンドゥからポカラまでは


約半日かかる長距離移動だ。

バスの中でも、左足はうっ血を避けるために、心臓よりも上に上げた状態で6時間過ごします。

隣に座る乗客に不思議そうに見られる、でも気にしないっていうかそれどころじゃないw

足を高く上げて、窓際に半渇きの下着を干す。

日本では変人として扱われるが、ここは日本じゃない、

何でもありだし自分でもビックリくらい人の視線が全く気にならない。

隣に座っているガタイの良いお兄さんの肩が、バスの振動に合わせてボクの肩に触れる。

お互いタンクトップだし、汗かいてるし、実に気持ち悪い。。

「なんとかこの状況を打破しなくては」

そう決意したボクは、席の移動を試みる。

とはいえ座席は指定席でした、

「勝手に席の移動は叱られるかな?」

と思っていたけど、

さっきから現地の人がタクシーをとめるかのように、路上からバスをとめて乗車している。

好きな席へ腰かけて数キロ走ったら、すぐ下車していく。

指定席と言っておきながら、実はかな~り適当でした。

そうと分かれば座席を移動したい!

男同士の肌の触れ合いに耐えられるのは2時間が限界!

最後部座席が3席分空いていたので、思い切ってそこへ避難。

このように、この頃ボクは非常にワガママな外国人になっていました。

どうやり過ごす?下車と同時に襲いかかる客引き勢

バスは無事ポカラに到着。

ボク以外の乗客は、ほとんどが西洋人バックパッカーでした。

長時間移動を終えると、みな子供のように背伸びをして、急ぎ足で下車していきます。

ワタワタするのは嫌いなので、ボクは全員が降りきるまで待っていました。

しかし、白人旅行者の4人グループだけは最後までダラダラして下車しません、

すると1人の男性が言いました。

 

「降りたくないな~ 降りたらタクシー攻撃だもんねぇ。」

 

そうだ忘れていた、基本移動後は客引き戦争が勃発されることにw

チラッと窓から外を見ると、最後までバス内に残ったボクら5人に対して、

 

客待ちのドライバーが10人以上…

 

ゾッとしながら笑いも込み上げてくる、先に白人の4人グループが意を決して下車すると、駆け足で遠くの方へ走って行きました。。

そうかそういう手もあったのかと関心する。

最後の1人となったボクは、やれやれといった顔をしながらバスをゆっくり降りていきます。

四方八方から、

 

「俺のタクシーを使え」
「いやいやこっちはホテル代も安くするよ」

「何言ってるんだお前ら、いいか?こいつらみんな嘘つきだ!オレのタクシーは安全だよ。」

 

ガヤガヤと賑やかなネパール人トークに巻き込まれる…

マスコミに追われる芸能人ってこんな気分なのかな?

逃げられる状況ではなさそうなので、やけに日本語がペラペラのネパール人の話を聞いてみることにした。

 


お兄さんホテルは決まっとる?

ウチのホテル泊ってくれたら、タクシー代いらへんで。

 

流暢すぎる関西弁、、他のドライバーたちは負けを認めたのか、全員大人しく引いていく。

 


あぁ ありがたいけど、ボクは

「サンタナ」

という日本人ゲストハウスに行きたいんだけど。

 


サンタナ??

もう閉鎖したよ。

 


はっはっは。ウソでしょ?(^^

 


ホンマやって!行っても何もないよ!

 

彼はどうしても自分が経営するホテルに連れて行きたいらしい。

こうなったら意地でも彼の案内には従いたくないw

 


いいからサンタナまで運んでくれ!

 


あ~もう分からない人やな!これだから日本人ダメなんだよ、柔軟性がないっていうかさぁ。ホントにもぉ

 

上手すぎる日本語に終始吹きそうになりなる。

 


OK!じゃあこうしよう。

サンタナに行ってみて、本当に閉鎖していたら、ボクはあなたを信用しなかったことになるから。

その場で謝るよ!ね?

 

すると彼は諦めるように、しぶしぶ別のタクシーにボク(客)を手渡した。

ん、逃げた?

海外ではこのような言い合いが日常茶飯事です。100%人の話を鵜呑みにするのは気をつけましょう。

サンタナ閉鎖3日前!

別のタクシーを使って、無事に日本人宿の「サンタナ」に到着したのですが。

 

誰もいない…

門も閉まっている…

 

やはり本当に閉鎖してたのか?

さっきのドライバーに謝りにいかなくては!そう思って立ち尽くしていると。

 

「大きく叫んでごらん、奥の方に人がいるよ」

 

庭を掃除中の近所の住民がそう教えてくれた。

言われた通り、門の隙間から大きい声で「こんにちは~」日本語で呼んでみた。

すると本当に中から日本人の管理人らしき人が現れました。

話を聞くところ、

 

3日後に閉鎖するとのこと

 

理由は、家賃を大きく上げられてしまい、経営難ということらしい。

「日本人沢山出入りしてるし、儲かってるんでしょ?」

と地主に勝手な因縁をつけられてしまったようです。。

この日のオーナーさんの、元気のない表情は今でも鮮明に覚えています。

しかし、閉鎖までの2泊だけなら泊ることは可能だという。

閉鎖直前という稀なタイミングでポカラのサンタナに来てしまったようです。

タクシーの運ちゃんが言っていたことは半ば嘘ではなかったけど、

実際宿泊できたので、ボクは謝りに行く必要もなさそうですw

※2015年、ボクがポカラに訪れた3日後に「サンタナ」は閉鎖しました。現在は運営者が変わり、綺麗に改装されて再びオープンされているようです。

 

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