うち一人はバナナピッキングの仕事に就いているようで、
もう一人はこのキャンプ場で、
すでに3週間も宿代を払いながら仕事待ちをしているとのこと。。
そして、タリーの物価が恐ろしく高いのだ!
キャンプ場にテントを張らせてもらうだけで、1泊20ドル近くする。
ケアンズではたったの10$だったのに倍近く宿代がかかる。
しかしその分、バナナファームで働くことさえ叶えば、大きく稼ぐことができるらしい。
もくじ
1週間ホームレスの生活にピリオドを
毎日、
- ヒッチハイクの事
- 仕事探しの事
- 安全に寝る所
- 残りのお金のこと
色々と頭を悩ませている日々が続いているボクたちは、
この辺りで疲れを隠しきれなくなってきていた。。
とりあえずここからは、キャンプ場で会った日本人にくっついてみることにした。
タリーには小さな日本人村があった
テントに案内してもらうと、そこは、もはや小さな日本村の様になっており、
他に日本人も複数名住んでいる。
上下関係まであるように見えた。
長年にわたり、今までこの場所で働き、住みついてきた日本人たちが
利用していたと思われるアイテムが現在まで引き継いでおり、
調理器具やマットなどはもちろん、驚いたのは住まいの造りだ!
大きなタープの中にテントが3つ!
大きなタープ(天井)だけではなく、側面も床も手作りのカヴァーでおおわれていおり、外なのにまるで小奇麗な屋内の様に感じた!
中では人が円になって、今宵もおいしい煙を仲良くいただいているみたい…
どおりで皆さん目つきや雰囲気がどことなく奥深い。
ヤバい話が盛り上がっていたら、時刻は暗い時間帯になっていた。
資金がなくなる恐怖
夕食のことも、今日寝る所も何も考えていなかった。
これだけ物価が高いと、逆に野宿するのが恐くなってくるのが人の心理だろうか?
エドモントンの時の様に山奥に歩いて行けば、いくらでも野宿できそうだったのだが、
今日はもう暗いし、根拠のない恐怖があったので、
今夜はこのキャンプ場に20ドルも払ってテントを張らしてもらうことにした。
晩飯は、
スーパーがもうしまっていたので、先ほどの日本人達に勧められた
【ジョーズピザ】
というピザ屋に行くことにした。今日だけで、
- バス代
- 宿代
- 外食代(ピッツァ)
資金を大きく使ってしまったが、もうやけになっていた。
無法地帯なの?モクモクとさっきから
夜のタリーを歩けば、通りすがる多くの若者たちが美味しそうに煙を愛煙していた。。
カオスな状況。
結構見た目が地味というか、日本ではオタクゲーマーっぽい青年でさえ、
ここタリーでは愛煙家だ。
この街では楽しみがそれくらいしかないのか?ゆるすぎるw
ジョーズピザでは空腹は満たされない
そうしてウロつきながらジョーズピザに来店すると、
見た目が体脂肪率90%超えの油ギッシュギッシュなおばさんと、
おじさんと息子かな?家族経営だろうか。
3人くらいが汗ベトベトンでひたすらピザを焼き、電話を受け、客に提供していた。
店内は大忙しの大繁盛である、
それもそのはず、タリーではただでさえ夜食べる所がない上、
ピザ屋もおそらくここ【ジョーズピザ】だけでしょう。
忙しすぎてイラついているおばさん相手には、注文をするにも一苦労だった。
ボクはあのおばさんの焼くピザがどうしても食べる気になれなかったので、
絶対に不味くは作れない、
安定の料理!フィッシュ&チップスを選んだ。
ショー君はエビの乗ったピザを注文!
ボクの読みは正解だった、ピザ屋なのにピザが不味くて食えなかった…
空腹なのに、まさかのピザはお残し(笑)
オーストラリア・ワーキングホリデーを終いにする
満足のいかない夕食を済ませてキャンプ場に戻ると、
煙の効果で、さっきまでの日本人も、ショー君も皆【ハッピー状態】…
ボクは煙はあまり好かないので、1人テントに戻って考え事をする。
『もうこんな生活を辞めて、日本に帰ろう。また日本で働いて海外に出れば良いのだ!こんな効率の悪い行いはもう十分』
とワーホリ終了を考えた。
ハッピーモードで帰ってきたショー君にこのことを話して、明日。
一旦ケアンズに戻ることにした。
次の日、

実はタリーにはしっかりした図書館があって、そこのWi-Fiが使えると聞いたので、
朝早くから図書館へと向かう!
猛スピードで検索エンジンを使いこなし、昼過ぎのケアンズ行きバスの予約を済ませることに成功した!
ケアンズに戻るとやけになり、
残り少ない資金だが、無事ホームレスライフから帰って来れたことを祝福して、ショー君とビールを一缶づつ飲むことにした♪
ショー君はVISAの残り期間が半年近く残っているため、
『ブリスベン近郊で再び何とかして生活してみる!いつか日本で再開しようぜ。』
と彼は言い残し、2人はお別れした。
ボクはというと、残すVISAの期間も2ヶ月なかったし、昨夜考えたように帰国を考える。
でも、1度帰国したらそう簡単には戻ってこないと理解していたし、オーストラリアといえば、
【エアーズロック・別名ウルル】
あそこだけは見ておきたかったので、クレジットカードの支払い方を、リボ払いに変更し、
帰国時には借金を抱えることになるけど、最後の観光を楽しむことにしたのです!
24歳のボクには、それくらいの価値があると判断したのです。
↓約1週間のヒッチハイク&ホームレス生活を終えたボクの姿はコチラ↓
