※閲覧注意※
この記事では、カンボジアの歴史について語っています。一部過激な表現が含まれるので閲覧は自己責任でお願いします。
プノンペンに降り立ってみると、
「キリング・フィールド(チュンエク)」
という歴史を学べる公園があることを知ります。
その内容が思ってもいなかった恐ろしい内容でした。
もくじ
キリングフィールドで体感!カンボジアの悲しい歴史
プノンペン市街地からトゥクトゥクに乗って40分くらい、郊外へと向かいます!
道中では砂ぼこりが立ち込めているので、マスクやサングラスの着用をおすすめします。
キリングフィールドは一見すると普通の広場なんですが…
日本語の音声解説ヘッドホンをレンタルして、小学校の校庭くらいある敷地内をテクテク歩いていきます。
この場所で過去に何が起きたのかを、耳と目から知っていくことが出来ます。
ポル・ポト政権とは?日本語音声説明
![](https://bokunoaisita4nenkan.com/wp-content/uploads/2018/03/porupotoseiken.jpg)
日本語音声解説では、
主に【ポルポト政権の非人道的政策と虐殺】について、生生しい説明がありました。
簡単に説明すると、
ポル・ポトが理想と掲げる世界は、
『農民こそ正義』
と言わんばかりに、
街で働く多くの人を強制的に
このキリングフィールドと呼ばれる一角に収容し、
銀行員や俳優など
農業とはかけ離れた「華やかなシティジョブ」を持つ知的人から
次々と大量虐殺していったのです。
このときカンボジアは鎖国状態にあったので、
このクレイジーな歴史が世界に知れ渡ったのは、つい最近の話なのです。
さらに驚いたことは、歴史といっても1970年代の話だということです。
ボクが生まれる20年くらい前ってことですね…
今ボクが目にしている光景は紛れもない事実
![](https://bokunoaisita4nenkan.com/wp-content/uploads/2018/03/kiringu-jinkotu.jpg)
何気なく敷地内を歩いていますが、真下には何千人もの亡骸が埋められているそうです。
キリングフィールドは、このようにフェンスでしっかり囲まれています。
![](https://bokunoaisita4nenkan.com/wp-content/uploads/2018/03/fensunomukou.jpg)
ちょうどボクがこの辺りを歩いていると、フェンス越しから裸の子供がお金を求めてきました。
目を背けてはいけないと分かっていても、ボクを始め多くのツーリストはヘッドホンの音声に夢中。
最悪のポル・ポト政権から平和を奪還したカンボジアですが、
未だに服も買えない子供たちが目の前に、真下には大量の人骨。
いままで何も知らなかった自分に恥すら覚えます。
初めて見る人間の頭蓋骨
![](https://bokunoaisita4nenkan.com/wp-content/uploads/2018/03/kiringu-zugaikotu.jpg)
この建物…撮影はこの距離からが精一杯でした。
というのも中に入ると、本棚のように整った空間に、
無数の頭蓋骨がビッシリ並べられているからです。
人体模型のような綺麗な状態にビックリしましたが、本物です。
失礼がないように、中へは靴を脱いで入っていきます。
人体模型のような綺麗な状態に、緊張感を忘れてしまうのか?
ツーリストの中には、間近で写真を撮る人も沢山いました。
キリングフィールドはここだけではない
表立って有名な観光スポットとされているのは、このキリングフィールドだけですが。
実は他にもカンボジア内では、ここと全く同じ様な作りの広場(処刑所)が数百ヶ所もあるようです。
数十年前の出来事とは信じがたい光景の数々に、
時間と場所を忘れてしまう様な感覚に陥りました。
気持ちは落ちますが、キリングフィールドに訪れる意味は大いに有るかと思います。