条件の良い仕事に就いて、一発逆転するまでは野宿生活!w
もくじ
ケアンズでホームレス生活は意外と楽しい!
今夜も野宿コースと決まったボクらは
- シャワータイム
- 温かい食事
- 昨日よりも安全な野宿ポイント探し
この3つの希望を叶えるために行動する!!
まずはシャワーだ!これは意外と簡単に叶う。w
ケアンズは遠浅の海なので、
ビーチがない!
よってケアンズには、誰でも入ることが出来るラグーンプールが設備されています。
同時にそこには誰でも使用可能なシャワーもついています。
個室ではなく、開けたところにシャワーがポツンと設置してあるので、
人様にボクのシャワー姿を公開してしまう形にはなるが、2日ぶりの水浴びを気持ちよく浴びることが出来た♪
しれっとシャンプーも使っちゃったけど、実際誰も見ちゃいないので通報されませんでした。
パンツ1枚で普通にシャンプーまで使ったシャワータイムって…ガチでホームレスかw
続いては温かい食事!ホームレスだって贅沢したい
以前まだバックパッカーホステルに宿泊していたころ。
仕事探しの為、街を歩いていると、キリスト教のオジサンに何回か声をかけられていた事がある。
Esplanade(エスプラネード)通リ沿いにある公園で礼拝とお祈りを行っています。
フリーランチも提供しているから、興味があったら来ておくれ。
ちょうど今日は土曜日!
シャワーでスッキリした後は、キリスト教の方の助けを借り、サンドイッチを頂けることになった。
しっかりと野菜やジャムなども用意されており、
中でもなかなか上質なチーズの味は、あの頃粗末な食事ばかりだったボクには忘れられないチーズだった。
食事後は聖書を読んだ。
この日の参加者は
- 主催者のおじさん。
- 作業着を着た若めのお兄さん2人
- ボクら日本人2人
計5名で礼拝をした。
聞きなれない単語が多くて、ほとんど内容は理解できなかったが、教えを頂く。
作業着を着たお兄さんがボクに、
『きみの信じてる宗教は何ですか?』
と尋ねる。。
ショー君もボクも答えは
『Nothing-ない』でした。
海外では、無宗教の人は珍しい。
仏教になじんでいるはずなのだけれど、
仏教とは?と聞かれても返せないし、
【無宗教】
と答える日本人は少なくないのではないだろうか。
すると1人のお兄さんが少し強めの口調で、
『ではあなたは何を信じる?自分だけですか?』
と言った。
その言葉が胸に刺さった。。
うまくまとめられないが、今後生きていく中で、自分が信じられる何かを持つべきなのかもしれないと感じました。
それは自分であっても、神様であっても、他の誰かであっても構わない。
ランチタイムと礼拝が終わると、
ボクらの事情を知った主催者のおじさんが、余った大量のパンを与えてくれた。
その日ボクらからは何もあげる物はなかった。
もう、この日は何から何までキリスト教の方には感謝しきれなかった!!
しかし、別れ際ショー君が事件を犯すのです…
話も落ち着いて、そろそろ解散の雰囲気が出ていた所、
ショー君が立ち上がる際、ポケットからパイプを落としてしまうww
その瞬間!さっきまで優しかったキリスト教の方々が全員激怒!!(>_<)
がっかりだ!!
〇■△☡§××Ψ~~~~…!!!
もう帰れ!
散々叱られたボクらは(関係ないボクまでw)
ランチの後は今日の寝床をさがすことにした。
プラプラと焦ることもなく、太陽の光を浴びながら、少し余裕をこいて2人で海沿いの道を歩いていると、
なにやら無料でBBQが楽しめる装置を発見する♪
夕食もまた、しっかりとした食事をとれることになります。
ケアンズの海沿いの公園にはいくつもの無料BBQスポットがあったのだ!!
しかも利用するのに申請とか、わずらわしい手続きも必要ないw
空いていたら勝手に使っていいみたい!(笑)
まさに
ホームレス状態のボクたちのためにあるような最高のキッチンシステムじゃないか♪(違います、AU国民の税金で賄っております)と心が騒ぐ。
作りはシンプルで、
鉄板があり、足元には丸くて今にも押したくなるような、赤いボタンがあるだけ。
ボタン(スイッチ)を押すと、電源が入り鉄板で食材を焼くことが出来るのです。
さっそく買い出しに行き、Coles(スーパーマーケット)で
- 1$の食パンと
- 3$の肉(ソーセージ)と
- 玉ねぎを購入
まだまだ食べ盛りの24歳のホームレスたちは、オニオン・ミート・サンドウィッチでお腹を満たそうとする。
- 油は引かない(持ってない)
- 玉ねぎは手でちぎる
- ソーセージはそのままジュージュー焼く
- パンに挟んで食らいつく
- 一応塩は持っていたので、お好みでかける
写真↑ヨッピ君も飛び入り参加♪頭が1/10程写ってます。
宿が無くても金が無くても、贅沢な夕食をとることが出来ました。
1人約2ドルちょいですw
しかも隣でBBQを楽しんでいた学生たちから、プラスチック制のナイフ、フォーク・スプーンを頂く。今後使えそうだ!
↑変なテンションになり、小学生ぶりに木に登りだす24歳ホームレスw
ケアンズで安全に野宿するには
続いては寝る所、
ケアンズの中心地から空港方面(北)に30分以上も歩けば、さすがにパトロールカーも減るはずとみた!
そこまで重くはない荷物だが、30分も歩けば汗が噴き出る、、
しかし罰金を食らうことを考えたら、歩くしかないのだ!
グーグルマップで確認すると、色がグリーンになっているので、
おそらく公園か芝生の広場だろうと推測していた。
到着すると、そこは整った芝生のだだっ広い広場だった。
ここなら大丈夫!となるべく隅っこの方にテントを張ろうとするが、やや遠くの方で…
パトロールカー走っとるやん!!🚓
こっちにまでは来ないだろう、大丈夫そうではあったが、ビビりななボクの性格が罰金を怖がるw
もう少しだけ北に歩き、サッカー場のような場所につく。
かなり落ち着いた雰囲気なのでここらで落ち着くことになった。。
安堵の瞬間ってやつを味わう、
まだまだ安全とは程遠い現状なのだが、この日こなした行動の数々が少しづつ自分への自信へつながっているのが実感できる。
1日が長いw
こんな長い1日今までにあっただろうか。
よく考えてみれば、朝起きてこの場に至るまで常に新しい経験をしているわけだから、「濃い1日」ということは間違いなく言えるだろう。
今夜もまた、ショー君と色んなことを話して夜を過ごす。
- 互いの兄弟や両親のこと
- オーストラリアの次に冒険したい国や惑星(火星)w
- オーストラリアに来る前の互いのこと
- 食べたい和食の話(これが1番盛り上がる)
南半球だから日本と見える夜空の星が違う、それを見てショー君は
『この流星のように旅をしたい』
そんなドラマみたいなセリフも、この状況下で聞くと気持ちが高揚する。
動き回った疲れもあってか、深い眠りにつくことが出来た。
翌朝。。
こんな環境なのに、不思議と快眠できる。
ボクは普段日本で生活しているころは、眠りに関しては敏感な方で、寝つきが悪い。
しかし「旅の最中で眠れない」ということはほぼ無いから不思議です。
下に敷くマットだって安価な品だっていうのに。
朝はいつも心がポジティブ♪
今日は例のケバブ屋さんに会って仕事をもらう日だ!!