8月でもそこまで暑苦しさは感じない。
本来ならすぐにでもインドに向かいたいところだけど。
まだ足の傷口が開いたままなので、
ネパール以上に暑く、不衛生な国にこのまま進むことはリスキーすぎます。
なので残りのビザ(約10日)を全て使い切るまで、ポカラで休養することにしました。
もくじ
ネパールはポカラの街並み
ネパール・ポカラの街はヒマラヤ山脈へ挑戦する登山家たちの拠点の街であったり、
ボクの様にのんびりノぺーっと過ごす人も多くいます。
「ペワ湖」
と呼ばれる大きな湖を囲むようにして、
ホテルやレストランなど様々な商業施設が立ち並んでいます。
雨季だからかな?湖の色がチャイ(南アジアで好まれる茶)のようだ。
野良犬の集団VSカフェで飼われているワンコ
ある朝、サンタナから徒歩1分、坂道を降りたとこにあるカフェで朝食をとっていた時のことです。
『ヴァン!!×2』
『ワオ~ン』
街で飼われているワンちゃんたちが急に吠えだしました…
なんだろう?
人間には分からない、何かを察したようです。
ボクは最初そんな風に思いましたが、違いました。
街外れの方角からワンコが6匹ほど、
テクテクと道路の真ん中を堂々と歩いて、コッチに向かって来るではありませんか。
『隣町からギャングワンコ集団がやってくるぞ~』
おそらく、さっき街の犬たちが騒いで吠えていたことを翻訳するとこんな感じだろう。
ボクがいたカフェは、ちょうど真っ先にギャングワンコ集団に目につく位置。
案の定、6匹のうち4匹くらいが店に入ってきた。
隣にいた西洋人の朝食を奪おうとするではないか!
「Hi! How are you boy? What are you doing :D」
優しく接する西洋人のことなどお構いなしに、ギャングワンコはテーブルの上に乗ってベーコンエッグを食べようとする。
西洋人は店員に助けを求める。
現地人の店員さんはというと…これまためちゃくちゃ優しい。
手を水の入ったバケツに入れて、少しだけ手についた水滴を犬に投げ当てるだけw
犬は余計に楽しそう。
必死で戦っているのは、カフェの飼い犬だけです。。
1匹対4匹という残酷な勝負。
次第に空気(ワンコたちの)は緊迫してきました。
「ここは助けに入らないと飼い犬がやられてしまう」
そう思ったボクは、自分が座っていた椅子を大きく頭の上に持ち上げて地面に叩きすけた。
この衝撃でギャングワンコ集は他の商業施設へと退散していきました。
1匹で勇敢に戦った飼い犬の背中が、大きくてカッコよく見えますね(笑)
ポカラで外食する時の注意点
ポカラの宿1泊の平均価格は日本円にして500円~1000円くらいです。
ボクが2泊だけした「サンタナ」はドミトリーで1泊300円でした。
食事はレストランで1食あたり200円前後で頂けますし、なにより美味しいんです。
気候も良いし、生活費も安い。
ポカラに沈没してしまう旅行者が多いのも理解できますね。
短い滞在時間でしたが、食事をする上で注意したい点がいくつかありましたので紹介します。
1.ビーフを頼むと真っ黒い何かが出される件
外国人向けのレストランでは、メニューはわかりやすいく作られています。
麺類でも、ゴハン系でも、必ず
- チキン~なんちゃら
- エッグ~なになに
- ビーフ~なんとか
といった感じで、メインに使用される食材を選ぶことが出来ます。
ボクはいつも安価なエッグやチキンの入った料理しか頼まなかったですが。
ある日、気分転換にとビーフヤキソバたる料理を注文してみました。
この黒いのが牛肉らしいですw
味も無いしパッサパサ。。
基本的にポカラの食事は旨いものが多いですが、
「ビーフ」を頼む際は注意した方がよさそうです。
2.朝食の卵料理はスクランブルエッグがおすすめ
ポカラには西洋人向けのレストランが多い、というかほとんどです。
なので朝食は、トースト&卵料理になるケースも多くなります。
そこで、卵の調理法を聞かれるのですが、
ボクは目玉焼きではなく、スクランブルエッグと注文します。
その理由は、ネパールに入国して1回だけ腹を壊したことがあります。
心当たりは半生の目玉焼きを食したからです。
「これ、ちょっとどころか、普通に生やな…」
という自覚はあったのに、旅に慣れていたせいかパクっと食べてしまいました。
昼過ぎにはピーピーと、ひよこでもないのに腹痛におそわれました。
「卵はしっかり中まで火を通して下さい。」
と伝えられる英語力がなかったボクは、
調理場まで入らせてもらい、目の前で卵を焼いてもらうこともありました(笑)
サンタナ閉鎖!サランコット村へ移動
あっという間に2日間は過ぎていき、サンタナは閉鎖してしまいました。
※現在は経営者が変わり運営しています。
そのときステイしていた日本人は7名ほど、
おのおの次の街へ移動したり、ホテルを変えたりしてお別れします。
ポカラから車で30分くらいのところに
「サランコット」
という標高1400mの丘の上に位置する小さな村があります。
ボクを含め、仲良くなった男4人はタクシーをシェアして、サランコット村へ向かうことにしました。
「カッコつけるために旅をしている」
そう言って、首にぶら下げているオカリナを吹き始める1人の青年。
カッコイイッスよ!!!
まるでアニメの世界から出てきたかのような独特な味を持つ彼。
こいった面白い人と出会えるのが旅の良さですね。
ちゃっかりボクも、彼の世界観を体験させていただきました。
オカリナは覚えれば吹けそうだし、手軽に持ち運べるし、コスパも良いし音色もステキ。
というわけで、今後は軽装バックパッカーの間で流行りそうです。
サランコット村に長期滞在する
サランコットの丘上は、ただの眺めが良いだけの観光地ではなく、宿泊施設もいくつかあります。
ボクはここまで一緒だった男たちと別れを告げて、1人でサランコットの村を歩きます。
ポカラよりも標高が倍近く高いため、とても涼しくて過ごしやすい。
足の自然治癒のために、1週間くらいこの何もない丘の上に潜むことにしました。
先ほどの文中でもお話した、半生タマゴによる腹痛ですが、
ちょうどサランコットを探索中にピーピーお腹が鳴りだしました。
こんな所で、大の大人が漏らすわけにはいきませんので。
一番近くにあった宿にチェックイン!(笑)
「トイレだけ貸して下さい」
なんてことは言えず、
こんな形でサランコットの宿探しが終わりました♪