「イニスフェール」という街、オーストラリアでは極めてマイナーなロケーションで、同世代くらいの日本人女性と会えるなんて思ってもいなかった展開に驚く!
受付のスタッフが帰ってくるまでの間、色々とこの街や仕事状況について、日本語で話を聞けることになった♪
もくじ
いつぶりか覚えていない!宿に泊まれる幸せ
彼女はもう1年以上このバックパッカーズに身を置いているらしく、セカンドワーホリVISAもここで取得したようだ!
相当稼いでいると、口からもれる様に語っていた。。
バナナピッキングは重たくて女性には不向きなので、彼女は仕分けを担当しており、報酬は多少減るものの、それでも十分なお給料をもらっているそうだ。
仕事終わりは決まって、イニスフェールの町を1周ランニングに出るという、
橋を渡って大きな川の向こう側まで行くと20分~30分で帰ってこれるという、景色も空気も良いし、丁度良いサイズの町なのだ!!
聞いているだけでワクワクしてきた。
今夜だけ許して!欲望を開放するのだ
そんな会話をしていると、彼女は外国人女性ランナ―の様な、ビシッと決めたファッションスタイルで身軽にランニングに出発してしまった。
同時に受付のスタッフが戻ってきたので。
いつだか覚えていないくらいぶりに。
- ベッドがあって
- 外の治安にビクビクしなくて済む
- 雨の心配もない
宿(屋内)に泊まる!といっても6人ドミなのだけれど、贅沢極まりない瞬間だった。
今日くらいはどうしても酒を飲み、お腹いっぱい食べたかったので。
ショー君と話し合い、
- 激安の箱ワイン
- 辛ラーメン
- ジャガイモ
を購入することにした。
ワインのつまみはランチで余ったチキン[Tuesday special]を頂く♪
一日の終わり、毎日が長すぎる。。
昨日まではエドモントンの住宅地に身を潜めて、
おとといはケアンズでポリスに見つからないようにテントを張っていた。
今日は無事イニスフェールという街に到着して、ショー君と喜びに浸る。。
酒がさらに高揚した気持ちに拍車をかける。
宿泊のルール掟9箇条は最高にアウトローだった
この宿の共用スペースでは、さっきからガンジャの煙とニオイが充満しきっている。
若いヨーロピアンの男性たちがガッツリ決めている。
壁を見ると、宿泊者のルールが張ってある。
宿泊者のルール9箇条
- 仕事の後はシャワーを浴びて、いつも清潔でいましょう
- 朝はキッチンの利用は5時半から8時半までとします
- 遅刻は~~~~
- 欠勤する際は~~~
- お給料は~~~~
- ランドリーの使用は~~~~
- シーツの取り換えは~~~~
- 冷蔵庫の使用は~~~~
- 毎日必ずガンジャを吸って下さい!
8つ目までは至って真面目なルールなのに、、9つ目のルールに吹いてしまった。
しかも【must】なのが面白いw
おそらくジョークでしょう!
※オーストラリアで大麻の使用は違法です※
ベッドが生きている?いつまでも包まれていたい
深酒をして気分が目一杯高揚し、何度もショー君と拳をぶつけ合う。
周りから様々な目で見られていただろう、
【いきなり飛び込んできた汚いやせ細ったアジア人2人が、めちゃくちゃ喜んでいて幸せそうだと】
少数だが、中国人のグループもおり、すこしコミュニケーションをとったりしたけど、ほとんど覚えてないw
なぜなら、
気持ちが高ぶりすぎて、完全に周りが見えていないスーパーKYなショー君とボクだったから。
数時間後…
気が付くと、静まり返った共用スペース。
誰もいない、頭痛い、ゲロ臭い、おそらく夜中の2時か3時くらい。
やってしまったようだ。せっかくの楽しい時間を、覚えているのは最初の1時間~2時間か、その後の記憶はデリートされたようだ。w
のそのそベッドに潜り込み3秒で再び気を失う。
翌朝
最後にベッドで寝たのはいつだか覚えていない。
数ヶ月ぶりのベッドでの睡眠は、まるでベッドが生き物であり、包み込まれるようだった。
オーソドックスな2段ベッドなのだが、感覚的には、これまで使用したベッドの中で最も高級品のベッドのように思えた。
しかし時計は間もなくAM10時!チェックアウト!本当に出たくなかった。
もっとこのベッド様に包まれていたかったが、しぶしぶ起きて、チェックアウトを済ます。
今後の行動・行き先を決める
アウト後も特別にキッチンを貸してもらえたので、辛ラーメンとジャガイモを食らう!!
さぁ今日はというと、話し合いによって次の町【タリー・Tully】に向けてヒッチハイク続行することに決めました。
正直イニスフェールは最高でしたが、2週間この宿で大人しく待つことはボクらには耐えがたく、
- タリーはどんな場所なのだろう
- ワクワクしたい
このように冒険心(欲)が、仕事探しという本来の目的に勝ってしまい、もはや脱線しつつあったのです。