カンボジア プノンペンの夜、1人で飲むことが許されなかった話

 

ボク

ボク
カンボジアのプノンペンは

ベトナムとは違って、やや雰囲気がピリッとしていました。

道に座り込んでいる現地人から

ジロジロ視線を感じるので

忙しいふりをして歩きます。

 

もくじ

プノンペンのホテル選び!迷わず安全性を重視しよう

「この辺りがツーリストエリアさ!」

と言われてトゥクトゥク運転手に案内された場所は、

セントラルマーケット近辺のエリアでした。

この大通りには、他の外国人旅行者も歩いているので、ボクも歩きやすい。

ホテルも沢山あるのですが、最初に入ったゲストハウスは

ロビーが煙のニオイで充満しており、中では

店員も客もほとんどの人がアレをプカプカやっていました。。

「こんなところは泊まれない」と思い

店を出る。

というかボクの存在なんて誰も気に留めてはいなかったw

店員さんも視線がどこかにトリップしていたので、いずれにしろチェックインの手続きが踏めない。

この後も、何軒かホテルを見て回るのですが、プノンペンのホテルは極端で

 

  • 安いけど、最初に訪れたゲストハウスみたいに雰囲気がカオスな宿か
  • 綺麗なビルで、1泊50US$以上するリッチなホテル

 

短期旅行なら、迷わず後者の綺麗なホテルを選ぶと思いますが。

長期貧乏旅行では、そういうわけにもいきません。

1時間くらい何往復も同じエリアを歩いていると、さすがに目をつけられます。

迷子オーラを出してしまっては、悪さを企んでいる人のカモになってしまいます。

「そろそろ泊まる宿を決めなくては!」

と思ったそのとき、急に後ろからバイクに乗った男性が、日本語で話しかけてきた。

 


あなた日本人ね?日本人ゲストハウス知ってるよ!案内するよ。

 

今思えば、明らかに怪しいのですが、

なかなか決まらない宿さがしに、耳寄りな情報で舞い上がってしまった喜びと

男性の笑顔に裏を感じられなかった事もあり、

気づけばその男性と二人乗りしていました。

しかし、バイクが走行して数分もしないうちに、突然タイヤがパンクしてしまいます。

男性は顔色変えず、笑顔のまま近くのパンク修理屋に向かいました。

おそらくカンボジアではパンクは日常茶飯事なのでしょう。

実はバイクにまたがった瞬間から、ボクは心の中で

「ヤバいぞ、変なところ連れて行かれたらどうしよう…」

遅いですが、身の危険を感じていました。

ちょうど目の前に、ホステルがあったのでとりあえず

「サササ!」

と姿を消すかのように、駆け込みました。

子供がフロント業務をこなすカンボジアのホステル

中は薄暗いし、人の姿もない。

奥に入ると、小学5~6年生くらいの男の子と母親らしき人物が居ました。

声をかけると、フロントにきたのは子供の方でした。

人生初!子供が受付をする宿泊施設にボクは入店したようです。

値段を聞くと、個室で1泊7US$程、続いて部屋を見せてもらいます。

エアコンも効いてるし、鍵もしっかりかかり、Wi-Fi完備。

ひょんなことから、プノンペンで良さげな宿を発見したようです。

フロントで子供に2泊分のお金を支払います。

この時ボクは$を持っておらず、

「カンボジアリエルで支払いたい」

と説明したら、ドえらい高額な請求額になったw

というのも、相手は小学生ですからね、為替計算ミスでおかしな額になってしまう。

間違いを指摘したら、「頭をポリポリ」恥ずかしそうに、慌てて訂正してくれました。

カンボジアの食品衛生管理には慣れない理由

プノンペンには、

まるで迷路のように巨大な、セントラルマーケットと言う市場があります。

この中だけは観光客も多く、安全そうな香りがしています。

本物か偽か不明ですが、

ブランド物の服や時計、アクセサリーまで様々なものが売買されています。

飲食スペースもありましたが…

生肉を常温保存する衛生面がどうしても受け付けない為、食べる気になれませんでした。

きっと外見が綺麗めなレストランでも、裏では肉を常温保存しているかもしれません。

市場特有の、表立った食材の保管方法を見てしまうからこそ、

食欲が失せるのかもしれません。

プノンペンの夜の店では1人で飲むことが出来ない

昼間から外を歩いていても、プノンペンは安全とは言い難い雰囲気を感じていたので。

夕食はまだ明るい時間帯「PM5」くらいから外に出て、ちゃちゃっと済ませようとしました。

なんですが…

軽く一杯飲みたかったので、普通のバーを探します。

けれど、どこの店も必ず路上に若い女性が立って客引きをしているのです。

 

完全にソッチ系の店だ!!

 

怖くて中に入れない、けどビール1杯くらい飲みたい、普通の店がない。

迷いに迷った結果、

大通りに面した、オープン席が開放的でいかにも健全そうなバーを見つけたので中に入る。

メニューを見ても、それほど高額ではなく、ピザと缶ビールを頼んでも6$くらいでした。

さぁ食べよう!っと思っても、

席まで案内してくれた女性係りが、ずっとボクの隣に座っています。

ここも!?そういうサービスありきの店だったの?💦

それでも、

「なぜ君はさっきから横に座っているんだ?」

と言うわけにもいかず、

むしろ、

 


何か食べますか?

 

と気を使ってしまう事態に…w

ボクがいくら飲食を勧めても女性は

「何もいりません」

っと言うのです。

1時間くらいずっと彼女は横に座って会話の相手をしてくれます。

ボクとしてはまんざらでもなく、

カンボジアの若い世代の話が聞けて楽しんでいました。

何も言われてないが、きっと追加料金があるはずだ…恐る恐る支払いを行うと。

 

最初に提示されたピザとビール代の6$以外なにも発生しなかったのです。

 

では、さっきから横に居てくれた子はどこから利益を得るんや?

飲食代の原価を考えても、

チップで大きく稼げなければ、彼女たちは食べていけないでしょう。

それともプノンペンのツーリストエリアでは、

【夜酒を飲める店=ガールがつきもの】

というのがデフォルトなのでしょうか。

 

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